腸内環境悪化が発症に関与する疾患の病態(製作中)
腸内環境悪化が発症に関与する疾患の病態と検査
- アトピー性皮膚炎
- 胃酸過多症/逆流性食道炎
- 掌蹠膿疱症
- 尋常性乾癬
- ぜんそく
- 炎症性腸疾患
上記疾病は、一般的には病態解明が完全でなく根本する治療が見いだされていないもであるが、実際は、腸内環境の悪化が発症に大きく関与している。腸内環境の悪化もたらす具体的な疾病プロセスは、3つの要因によって相互的に発生してくる。
1、善玉菌減少に伴い、
- 乳酸や酪酸などの代謝物を糧とする善玉菌と腸管細胞のエネルギー低下による機能低下
- 腸内細菌の生成が必須な、ビオチンやパントテン酸などのビタミン低下
- 分解消化が低下する。
2、悪玉菌増加によって、
- 悪玉菌が発生する毒素による腸管細胞障害(細胞の緻密な結合が粗になる)
- 悪玉菌が発生する毒素による肝臓への負荷の増大
- 無害化され排泄されようとする毒素の抱合を外し、再吸収させる
3、腸管細胞障害によって、未消化の食物抗原が体内に侵入し、
- 免疫複合体を形成し、遅延型の細胞性アレルギー形成
- 免疫複合体を形成し、体内に沈着し、局所炎症を惹起
結果として下記病態を構成する。
- 腸管を構成する細胞のダメージ、バリアーの低下
- 腸内細菌から得られるはずの栄養、ビタミン低下
- 食物に対するアレルギー
- 体内への毒素/免疫複合体の侵入
上述疾患の主要な根本原因の一つであり、腸管治療によって改善していく。
<遅延型食物アレルギー検査>
程度の違いはあれ、共通して腸管のバリア低下はおこってくるので、遅延型の食物アレルギー(IgG)が診断に有用であり、また、治療効果の判定にも有用である。(下図参照)
残念ながら、遅延型の食物アレルギー(IgG)を行っている臨床検査会社は日本には無く、米国の検査会社に検体をおくる必要がある。
日本で保険適応がある食物アレルギーの検査は即時型アレルギーのIgEを調べるものである。上述の慢性疾患においてはIgEよりもIgGの方が関連度合いが高く、IgEが反応なくとも、IgG高反応は稀ではない。
「特定の食材のみ陽性のケース」と「食べているもすべてが陽性になるケース」
があるが、後者がより「腸管バリアの脆弱化」を反映する。
<逆流性食道炎の遅延型フードアレルギー(IgG)>

<重症の慢性アトピー性皮膚炎の遅延型フードアレルギー(IgG):原因不明として来院>

<遅延型フードアレルギー(IgG)の改善例 使用の前後(前、3ヶ月、12ヶ月)>


